感謝祭だけど感謝しています
大津線感謝祭2007
80形に乗ろう!


10年の時を越え…
80形(82号車)が復活した。
アントの力を借りながら、
自らの足で走った。

彼は…生きていた。
彼は…活きていた。


80形についてはこちら

82号車はアントに牽引され錦織車庫2番線を往復、距離にして約7,80mをいう短い距離ではありますが、人が歩くスピードと同じくらいの速度でゆっくりと走りました。

82号車は機器類や床下機器もそのまま保存されていたため、整備することで一部機器が使用できるようになったそうです。戸開閉時に栓から圧縮空気を入れてあげると、扉とドアステップを使用することが出来、空気バネ台車も「シューシュー」と、懐かしい音色あげていました。

今回の企画では車内放送・警笛などを使用するために電気を必要としました。もちろん80形は600V車でありますし、パンタグラフをあげて走行するわけにもいきませんので、客扱い時にこっそりとバッテリーか蓄電池に電気を蓄え、電装品が使えるようにしていました。82号車を正面に見て右側のスカート部分にコンセントの様なものが備えられていており、そこから充電したものと見られます。ちなみに前照灯や車内灯も使用できるようになっています。
80形に乗ろう 〜写真集〜

扉開閉スイッチを操作する係員さん

80形の運転台

牽引中…

休憩中の82号車

82号車車内

82号車のつり革
12時から30分間、82号車の撮影会
 京津文化フォーラム82の皆様や大津鉄道事業部の皆様には大変感謝しております。まさか動いている80形に乗れるとは思ってもいませんでした。ファンとして、空気バネの音を聞いたときには胸が熱くなりました…。就職に続き、また夢が叶いました。今後もさまざまな形で82号車が活かされればと思います。
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