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京阪大津線 京阪電車大津線オリジナル鉄道用品
 京阪電車大津鉄道事業部ではメーカーと共同開発したオリジナル鉄道用品が多数存在します。それは「売るため」ではなく、同じ鉄道業界への「問題解決のため」だそうです。
 このページでは、業務用鉄道用品から、鉄道用品を利用した大津線ならではのグッズを紹介していきます。
グレアベルト KOTSUシリーズ
 踏切遮断棹に垂れ下がっているヒラヒラをご存知ですか?そのヒラヒラがグレアベルトなんです!車のヘッドライトなら従来品より3倍以上の反射率を持ち、耐久性、取り付けやすさが向上しました。光を反射させることで踏切の存在を知らせ、特に夜間・雨天時での踏切事故防止に一役買っています。

◇採用事例
 京阪電車大津線内ほとんどの踏切
 JR西日本、阪急電鉄、近畿日本鉄道
◇製作会社
 三井物産プラスチックトレード
省エネ型電照看板・TVC
 こちらも開発商品の1つで、大津線では京阪石山駅に初めて採用されました。エッジライト方式という発光方式でムラなく発光します。詳細は分かりませんが、ノートパソコン等の画面のバックライトと同じような原理らしいです。看板自体を薄くすることが可能で、寿命が長く、玉切れの心配もまずないそうです。この商品は京阪線でも採用されています。

◇採用事例
 皇子山駅、京阪石山駅
べジクリート Vegecrete  KOTSUシリーズ
 COの削減にも繋がる「ベジクリート」は雨水だけで育ち、一定以上背丈が伸びないので、手入れの心配もいりません。またホームの美観の向上が期待でき、ポイ捨て防止にも役に立ちます。軌道内の温度を下げる効果もあるので、レールの伸びも抑えられます。取り外しも容易なので軌道保守の邪魔にもなりません。環境を配慮する京阪電車ならではの開発です。

◇大津線採用事例
 浜大津駅、島の関駅、京阪石山駅

◇製作会社
 大日化成
エコタイル Eco Tile    KOTSUシリーズ
 古タイヤなどの使用済みゴムを細かく切った「リサイクルゴムチップ」からエコタイルが作られます。
 透水性に優れており、滑りにくく歩きやすい舗装材です。加工も簡単で施工がしやすいのも特徴です。万が一の転倒でもゴムなので衝撃がやわらぎます。


◇採用事例
 錦織踏切、皇子山駅、浜大津駅、京阪石山駅
 唐橋前駅、八軒屋浜港など…
◇製作会社
 倉敷化工
勝利を砂(サ)ポート 
 2005年から配布した受験生応援グッズのベリ止め防止砂・勝利を砂(サ)ポートです。本来この砂は電車の空転を防ぐためのものですが、スベリ止めゆえ「受験のスベリ」も防いでくれる…つまり合格!というものとなっています。この砂は例年12月頃から1月下旬に学生さんが多く利用する駅にて無料で配布されます。

 1人1個が鉄則で、合格した際には返却するように求めています(次回配布時に、合格者が返してくれた砂を混ぜ入れ、次に繋げていくためです)。
 この勝利を砂ポート…全て手作業で製作しています。京阪電鉄大津鉄道事業部運輸課の一室にバケツに入った砂があり、その砂をスプーンですくって1つ1つ袋詰めしていきます。※2006年の配布時には約7000個も持ち帰られたそうで、毎年好評の縁起物でございます。
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